電気の知識

テスターを用いて直流(DC)回路の極性を確認する方法を3つ紹介!

DC極性確認方法

こんな方におすすめ

  • テスターで直流電圧を確認したい方
  • テスターで直流の極性を確認したい方

直流回路でプラスとマイナスを誤って逆に接続してしまうと、異常な動作になったり、故障したりする可能性があるので、間違わないように接続する必要があります。

今回はテスターを用いたDC(直流)の極性の調べ方について、私が実際に現場で行っている確認方法を紹介していきます。

まだテスターの基本的な使い方に自信のない方はこちらの記事を最初にご覧ください。
リンク先の記事内に動画でもテスターの使い方を解説しています。

今回の悩みを解決するために文書より動画の方が良いと言う方は動画版でご確認ください。


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今回はこの制御盤内の直流24V出力のパワーサプライとデジタルテスターを用いて説明します。
DC極性確認する時の制御盤

注意

今回は設備の制御盤ということで、日本では多い、マイナス接地(0V側がグランド)の場合で説明していきます。

テスターを用いた直流の極性確認方法3つ

直流(DC)の極性確認方法を3つ紹介します。

3つの方法

  1. パワーサプライの端子を使用する方法
  2. 中継盤など、近くにパワーサプライがなく、マークチューブ等の表示がある場合
  3. 中継盤など、近くにパワーサプライがなく、マークチューブ等の表示もない場合

1.パワーサプライの端子を使う方法

DC極性確認する時のパワーサプライとテスター

①テスターのファンクションスイッチを回し、直流電圧測定レンジにします。

②設備の制御盤内のパワーサプライを探し、パワーサプライの出力マイナス側をテスターの黒色のリード棒(テストピン)をあてます。
パワーサプライの-端子に黒棒③もう片方の赤色のリード棒(テストピン)を確認したい箇所にあてます。
DC極性確認パワーサプライでの方法

テスターの電圧が24Vになった場合は、赤色のリード棒(テストピン)部分はプラス側になります。
DC極性確認する時のプラス側

一方、表示が0V付近の場合は赤色のリード棒(テストピン)部分はマイナス側、同電位となります。
DC極性確認する時の同電位

2.中継盤など、近くにパワーサプライがなく、マークチューブ等の表示がある場合

DC極性確認マークチューブ表示あり

①赤色のリード棒をプラス側のマークチューブが付いている配線が止まっている端子部分へ

記事では24V表示のマークチューブが付いている部分になります。

②黒色のリード棒をマイナス側のマークチューブが付いている配線が止まっている端子へ

記事ではは0Vのチューブがついた配線部分へあてます。

この場合は表示通りですので、赤色のリード棒部分がプラス、黒色のリード棒部分がマイナスです。

DC極性確認マークチューブ有プラス表示仮に反対に当てると、極性が逆になるため、マイナス表示になります。

DC極性確認マークチューブ有-表示
参考までに、アナログテスターの場合は反対側の目盛りのない方向へ針が振り切れます。
DC極性確認アナログテスター極性逆

3.中継盤など、近くにパワーサプライがなく、マークチューブ等の表示もない場合

DC極性確認マークチューブ表示なし

方法として2つあり、「確認したい箇所にテスターのリード棒を当てる方法」と「盤やボックスの筐体を利用する方法」があります。

順に説明していきます。

確認したい箇所にテスターのリード棒を当てる

①とりあえず、確認したい箇所に当ててみます。

テスターの表示がマイナス表示になった場合は極性が逆です。

デジタルテスターのマイナス表示となるだけですので問題ありません。
DC極性確認表示なし極性逆極性が正しい場合は写真のように24Vの表示がされます。
DC極性確認表示なし

盤の筐体を使用する方法

①盤の筐体(ボディ)に黒色のリード棒を当てます。

DC極性確認筐体に黒棒②赤色のリード棒(テストピン)を確認したい箇所にあてます。
DC極性確認表示なし筐体確認

中にはノイズ対策でパワーサプライが接地されていない時(0Vが浮いている時)がありますので、
その時はうまく測定できませんので注意しましょう。
パワーサプライ接地なし

参考:極性を逆に配線するとどうなる?

間違って直流の極性を逆に配線した機器は、保護回路がある場合は助かることがありますが、最悪の場合は故障します。

また、その他の現象としては「全く動作しない」「入力電源がオフになる」「異常動作をする」などがあります。

シマタケ
極性に注意して配線する必要がありますので、電源を投入する前に一度確認しましょう。

まとめ:極性の確認方法

今回はテスターでの直流回路の極性の調べ方を説明しました。

実際の現場では配線にマークチューブや図面がなくて分からない時にはもちろん極性を調べますし、極性が分かっている場合でも安全のために再確認することもあります。

誤配線を防ぐためにも、ぜひ、確認していきましょう。

シマタケ
今回の確認方法が少しでも参考になれば幸いです。

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シマタケ

共働きの子育て会社員。工場で15年間働く電気エンジニア。多数の国家資格を取得。施設や工場で働く電気エンジニアが勉強できる、様々な悩みを解決できるサイトを目指しています。雑記記事も時々書きます。心理学を勉強中でメンタルケア心理士取得。

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