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職位に固執すると精神的に疲れるだけだった!出世争いよりも協力することが大切

職位に固執すると疲れる

働いていると、もっと上の職位に就きたい、もっと出世したい、偉くなりたいという欲がでてきませんか?

上の職に就くことができれば、周りよりもあたま1つ分も2つ分も抜きんでることができますし、なにより会社から認められたかのようでうれしくなります。

また給料が増えるのも魅力的なところです。

しかし、職位をあげることばかりに気を取られていては、返って出世が遅れることをご存知でしょうか。

急がば回れと先人達がのこしたように、功を焦ってじたばたしても精神的に疲れたり、苛立ったり、落ち込んだりするだけで、結果的にはあなたにはなにも利益が生まれません。

本記事では、わたしの体験談をもとに、出世欲にまみれても不利にしかならないお話をしていきたいと思います。

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職位に固執してもなにも良いことがなかった

嫉妬に悩む正直言うと、わたしには出世欲がすごい時期がありました。

最初はそこまでの欲がありませんでしたが、同年代が昇進していく度に、意識していく自分が現れました。

同僚よりも上の職位に就きたかったのと、単純にステータスとして格好よく、給料面で差がつけられたり、周りからの信頼が欲しかったのもあります。

そのため、周囲に気遣うことはあまりなく、自分さえ出世できれば良いとさえ思っていたんです。

そういった気持ちは当然行動にも表れていて、目立つ仕事ばかりをするようになりました。

当時を振り返れば同僚たちには申し訳ないことをしたなという罪悪感を覚えます。

職位に固執することがどれくらい愚かなことなのか、わたしの実体験を通して感じたものを順番にお伝えしていきます。

精神的に疲れるだけでなにも手に入らない

まず感じたのは、肉体的な疲れよりも精神的な疲労感です。

なんというか、目的は見えているのにゴールが見えない暗闇の中でもがいているような、絶望に近い感情と言えば近いかもしれませんね。

はっきりした手ごたえもなく、それでいて終わりのない道をひたすら歩いているようなもので、先が見えないことに対してひどく無意味なことをしているような気がしていました。

それでも出世がしたかったので、当時はがんばっていましたが、今思い返せばなにも手に入らなかったです。

他人の評価が気になる

出世欲にとらわれると、急に他人の評価が気になりだします。

周りからどう見られているのか、どう思われているのかはもちろん、同僚たちの会社からの評価や、上司の評価ですら気になって気になって仕方がないんです。

少しでも良い評価を受けている同僚や部下がいたら嫉妬心に火が付き、自分の心がそのたびにモヤモヤしていました。

中にはモヤモヤを通り越して「できるものなら足を引っ張ってやりたい」という人がいるでしょう。

もちろん、さすがにそこまではいきませんでしたが、度が過ぎていたらあり得る話だったかもしれません。

嫉妬してモヤモヤする方はコチラの記事をご覧ください。

嫉妬した時の対処法
同僚や後輩が先に出世して悔しい!嫉妬がつらい時の5つの対処方法

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結果的に精神が不安定になった

周りが全員ライバル状態だったわたしは、かなり精神的に不安定になっていました。

「なぜ、自分はダメなんだろう?」「なぜ、あの人だけ特別扱いなの?」と考えるように。

すぐに苛立ったり、落ち込んだり、不安になったりと、きっとあのときは病気だったんだと思います。

そんな状態の中、私は自分が尊敬している方に相談しました。

その人からの一言は

あなたが職位に固執してる限り、昇進することはないよ。私は推薦はできない。そんな状態ではあなたも周りも不幸になるから。

と言われました。

私はハッと目が覚めた感覚になりました。

この段階でようやくおかしいことに気が付き、やり直しを図ることができましたが、それまではほんとうに心のバランスがぎりぎりの、綱渡りのような状態だったのかもしれません。

出世争いはどこかでかならず負ける

折れた鉛筆_負ける人間、欲にかられるとなにも良いことがありません。

本来の自分ではなくなりますし、周りにも不幸をまき散らす疫病神と化します。

そもそも、なぜそこまでして出世したいのでしょうか。

実際にその状況にあった私から言わせれば、出世争いはかならずどこかで負けることになるので、分相応に収まっているのが一番です。

よく考えてみてください。

あなたが超絶エリートでもない限り、社長にまで上り詰めることはほぼ不可能ですし、なんだったら部長クラスにまで上がれる可能性も低いはずです。

それだけの自信があるなら、他人を蹴落としてでもがんばる価値はあるかもしれません。

しかし、実際には、世の中の働いているサラリーマンたちの大半が、せいぜいなれても課長クラスで止まります。

その理由は、単純にあなたよりも優れている人間がいるからであって、出世争いに負けるのは目に見えています。

つまり、たとえ出世に目がくらんだとしてもあなたが上の職位に就ける可能性は低く、自分1人の力で上にのし上がれるのはわずか数パーセントのエリートだけなんです。

醜くあがいてもなにも手に入らないどころか、マイナスにしかなりません。

それよりも人格や人柄と言った人間性を高めることが大切ではないでしょうか。

周囲と協力して仕事を円滑に進められる人が出世できる

仲間と協力では、超絶エリートでなければ出世できないのかと言われれば、そんなことはありません。

正しい努力と方向性さえ合っていれば、だれにだって等しくチャンスは訪れます。

出世欲にまみれた上司のもとに部下がつくはずがない

そもそもが、出世欲の権化のような同僚を上司にしてやろうとだれが思うでしょうか。

上層部からの鶴の一声がない限り、出世はそんな簡単ものではありません。

周りから認められ、納得されるくらいの人望や実績がない者が、人の上に立つなんてことは許されないのです。

シマタケ
実際には上司に気に入られ、上しか見ていない実績や人望がない人が昇進することが結構ありますけどね。

重要なのは周りと協力し合えること

前述したとおり、上の職位につきたいのであれば、周りと協力して物事を円滑に進めることが極めて重要になります。

周囲の協力失くしてあなたの栄光はありません。

理想の形は、同僚たちから推薦されて昇進することであり、そのような状況であれば会社の上層部も認めざるを得ません。

すぐには評価されなくても、自然とあなたの一挙手一投足に目が行くようになり、結果的に出世は早まります。

人の上に立てる人物とは、職位に固執することなく、どちらかといえば自分!自分!というよりも、手を取り合って仕事ができる人だと思います。

シマタケ
「人に優しく、困っている人を助ける」という気持ちで仕事をすることが大切です。

職位に固執するよりもまずは満足に仕事をこなす

前向きにしつこいようですが、職位に固執してもなにも得るものはありません。

まずは、しっかりと自分で満足のいく仕事ができるように努めてください。

そして、同時に人間性も高めるようにしていきましょう。

周りから見れば当たり前のように映ることでも、コツコツ積み重ねることでかならず評価につながります。

その一歩一歩を大切にしていけば、あなたが昇進する日もそう遠くありません。

シマタケ
今回の記事が悩んでいる人の参考になれば幸いです。

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シマタケ

共働きの子育て会社員。工場で15年間働く電気エンジニア。多数の国家資格を取得。施設や工場で働く方々が勉強できる、様々な悩みを解決できるサイトを目指しています。雑記記事も時々書きます。心理学を勉強中でメンタルケア心理士、行動心理士取得。

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