最近では20代後半の転職活動が盛んだと感じています。
私が勤めている会社にも20代後半の中途採用の方が多いです。
私は20代前半で転職しましたが、もう少し考えてから行動すれば良かったという反省すべき点があります。
そんな私ですが、20代後半という年齢を考えると、転職という選択肢を選ぶことのリスクはそれほど大きくはないと思っています。
しかし、転職に成功したかどうかを判断するためには入社後数年経ってみないとわからないので、安易な判断で転職を選択するのは賢明ではないと言えます。
今回の記事ではそんな「20代後半で転職する際に気を付けたいポイントと考え方」について紹介していきたいと思います。
20代後半での転職理由
20代後半というと、大卒で企業に入社した場合だと3年~6年程度、専門学校や短大を卒業してからだと5年~8年程度、高卒で入社した場合は7年~10年程度の社会経験がある状態です。
この年齢の社会人は、ある程度社会というものがどういったものかわかってくると同時に、これから先の自分の将来が20代前半よりもより鮮明に想像できてしまう年齢でもあります。
私自身もそうでした。
入社してから数年は周りがあまり見えてませんでしたが、仕事になれてなれてくると
「このままこの会社で働いていて良いのだろうか?」
「自分にはもっと可能性があるのではないか?」
といった疑問や不安が襲ってきたりします。
20代後半の実際の転職理由としては
- 他にやりたい仕事が見つかった
- 給与面で不満がある
- 残業が多かったり休日数の少なさ
- 会社の将来性に不安を感じる
- 専門知識や技術を身につけたい
という理由が一般的に多いようです。
それでは、20代後半という年齢では、実際にどのような転職をしたらより幸福度や満足度が増加するのでしょうか?
転職の際に気を付けるポイントと考え方
20代後半の転職理由から読み取れるのは、「やりがい」「給与」「労働環境」「将来性」「専門的な技術や知識」というキーワードです。
裏を返せば、転職理由で上がる項目を満たす会社へ転職することができれば、幸福度や満足度が上がるわけです。
現在働いている会社の仕事内容や給与、待遇面、やりがいなどは人によって違いますが、転職によって「現状よりも良い環境で働けて且つ将来的にも不安にならない自分」になることができればベストです。
重要なポイントは「現状に満足できないから妥協しながらでも転職してしまうのはNG」ということです。
30代になり、よりやりがいのある業務やマネージメントなどを行う役職やポジションで活躍するためには、妥協した転職をせずにしっかりと自分の理想に近い仕事ができる環境を求めるべきです。
その為には、求人雑誌や新聞折込の求人、ハローワークなどの求人の他にも転職サイトにも登録して良い求人と出会う可能性を高める努力も必要です。
また、自分のスキルを高められる資格を取得するための勉強をしたり、技術職であればより専門的な技術を習得する為の努力もしていかなければなりません。
20代後半の転職では、「30代の自分はどのようなスキルを持ち、どのような仕事をしたいのか」をしっかりと設定して、その設定をクリアできそうな会社を探すべきです。
プライベートの安定も必要
そして、転職を成功させるのに意外と疎かにしてしまいがちなのが「プライベートを安定させる」ということです。
プライベートで問題を抱えていると、精神面で仕事に影響を及ぼすことがあります。
転職して仕事に慣れるまでの数か月~半年程は精神的にも肉体的にも辛い状態が続くので、プライベートが安定していないと転職自体が失敗してしまう恐れがあると言えます。
まとめ:転職活動する前に
20代後半という年齢はまだまだ自分のキャリアを修正したりステップアップすることが十分可能な年齢だと思います。
しかし、現状に満足しなかったり将来が不安というだけで安易に転職するのは良い選択ではありません。
自分のスキルや技術を高める努力を怠らず、ハローワークでの求人確認、転職サイトに登録して良い求人に出会う確率を高める努力をしながらじっくりと転職活動をすることが成功のカギといえるのではないでしょうか。
社会人としてのキャリアはこれから先、何十年も続いていくので焦る必要はないと思います。
まずは「将来、どうなりたいのか?」「どのような仕事をしたいか」「どのようなスキルを身につけたいか」と自分を見つめなおすことから始めることが大切だと思います。
悩んでいる方の参考になれば幸いです。