ポンプやモーターを動かす時はインバータを使用して制御されていることが多いため、"配線作業をする方"、"トラブル対応する方"にとって必須な知識となります。
そんなインバータに関する内容を本ブログの記事でも投稿していますが、動画の方が伝わりやすいと感じましたので、インバータに関する動画を4つ作成しました。
この記事にある動画を順番に見ていくことでインバータに関する知識を深めることができます。
一緒に勉強していきましょう。
今回は三菱電機製のインバータを用いて紹介していますが、他のメーカーでも似たような操作方法と配線方法です。
目次
動画の内容
動画は全部で5つあり、「概要」→「パネル操作と配線端子」→「配線方法」の順番に見ることにより、理解が深まるようになっています。
1.インバータの概要について
この動画ではインバータの用途や仕組みなどについて紹介しています。
まず最初はインバータとは何か、確認していきましょう。
2.操作パネルと配線端子について
三菱電機製のインバータを用いて、操作パネルと配線端子の概要について説明してきます。
いきなり配線をする前に確認することをオススメします。
3.インバータの配線方法
操作パネルと配線端子の概要が分かりましたら、いよいよ配線です。
配線とパラメータ設定をしてモーターを運転してみましょう。
今回は4つのパターンを紹介していきます。
配線例①手動運転(PU運転)によるモーター制御
今回紹介する配線例の中で1番簡単な配線方法です。
操作パネルによるPU運転はシンプルな配線になり、操作パネルで周波数を設定し、操作パネルでモーターを運転・停止させる制御になります。
配線例②セレクタスイッチによるモーター制御
PU運転では直接インバータの操作パネルで運転・停止させていましたが、遠方から操作した方が作業的に楽になります。
PLCを使用すると金額が高くなりますので、PLCを使用せずに遠方で操作したい場合はセレクタスイッチを用いるのが良いです。
配線例②はセレクタスイッチを用いて運転・停止操作する時の配線方法を紹介していきます。
配線例③PLCによるモーター制御
生産設備でインバータを使用するときはこの配線方法が多いと思います。
PLCの出力ユニットから直接インバータを制御することができて、リレー使わずにできるため、省配線になります。
配線例④ボリュームによる周波数設定方法
周波数設定器(ボリューム)とセレクタスイッチを用いて、自由に周波数を制御する場合の配線方法について紹介しています。
最後に:インバータの配線について
今回はインバータについての動画を紹介しました。
インバータの配線方法は今回紹介した以外にも様々な方法があり、パラメータの設定も細かく設定できるため、色々な制御を行うことができます。
私はコンベアやポンプの制御でインバータを使用する機会がありますが、今回の動画で紹介した基本的な配線や設定で対応しています。
また、今回は三菱電機製のインバータを用いて紹介してきましたが、他のメーカーでは端子の呼び名や操作方法が少し変わるだけで基本的な配線や設定方法は似ていますので、今回の動画で理解を深めて頂けると思います。