私が合格できなかった要因は勉強時間の不足でした。
前回の体験記#2で紹介したような具体的な計画を立てることができれば、あとは計画の通りに勉強をコツコツしていくだけになります。
しかし、口で言ったり、このように文書に書いたりするのは簡単ですが、実際に毎日勉強していくことはホントに難しいことです。
まずは無理のない時間で毎日勉強して習慣化することがポイントとなります。
今回の合格体験記#3では私が最後の年に3科目合格した時の「勉強方法、勉強時間、場所」についてお伝えしていきます。
学力が低い私でも合格できたので、私と同じ時間を勉強すれば大丈夫です。
悩んでいる方はぜひ、参考にしてみて下さい。
電験三種の勉強方法
繰り返し参考書を見てもなかなか内容を覚えることができない。
そんな経験はありませんか?
私はあります。
参考書を最初から最後まで一通り読んで、また最初から読むという勉強をしていました。
すると、もう1度最初から読むと最初の部分を忘れているのです。
この勉強方法では内容を忘れていることが多く、マズいと思い、勉強方法を見直しました。
24時間以内に復習する
今までの勉強方法から変更した部分は「その日に読んだ参考書を24時間以内にもう1度読むという方法」です。
問題集であれば、24時間以内にもう1度同じ問題を解くと言った内容となります。
例として、1日目の朝に参考書を10ページから20ページ読んだ場合、2日目の朝までにもう1度10ページから20ページを読みます。
基本は24時間以内ですが、時間の確保が難しい時は16日中であれば問題ありません。
もしも16日中に復習できなかった場合は、次の日や休日に行います。
復習までの間隔は長くなりますが、復習を行わないより全然マシです。
自分は上記のように復習頻度を上げて記憶を定着しやすいように進めていきました。
これは参考書や問題集に限らず、ビジネス書などの書籍に書かれている内容を覚える時も同様です。
なぜ、24時間以内に復習するのか?
24時間以内に復習する理由として、有名な「エビングハウスの忘却曲線」があります。
私が勉強したメンタルケア心理士のテキストにも書かれていましたが、この曲線によると、人は何かを学んだとき「人間は1日後には約67%忘れる」ことが分かります。
ですので、参考書を最初から最後まで読んで、また最初から読んだ時に最初に書かれている内容を忘れているのは仕方がありません。
では、忘れないためにはどうすれば良いか?
メンタリストのDaiGoさんyoutubeで話していましたが、カナダのウォータールー大学の研究結果で「24時間以内に復習するのが良い」という結果が発表されていると言っていました。
電験三種に費やした勉強時間
最低でも平日は1日2時間、休日は4時間を確保しました。
平日は仕事で残業があると2時間の時間を確保することが難しかったです。
そんな時は休憩時間や通勤時間などの隙間時間を勉強時間に充てていました。
それでも時間が足りないときは休日でカバーです。
私は1科目を3か月かけて勉強しているので、1科目あたりの勉強時間は約250時間ほどです。
最後の年は3科目受けたので、3科目で約750時間もの時間を電験3種に捧げています。
結果的に各テキストは3~4周。最後は過去問を10年分×3回、予想問題集×2回行いました。
これだけ勉強すれば、さすがに問題の答えも覚えてしまうほどの状態に仕上がっていました。
とはいえ、勉強ばかりだとストレスが溜まっていきます。
基本的にテレビやスマホでのゲーム、友人との遊びは禁止していましたが、一日のノルマを達成したあとや休日に時間がある場合はゲームをしたり、友人と外食したりしてました。
「遊ぶときは遊ぶ」、「勉強する時は勉強する」とメリハリをつけていました。
参考書はボロボロで何回も読み返した後が残っていたのです。
そのときにハッとし、自分は全然努力していないと感じました。
そこから勉強時間を増やすことにしました。
勉強場所について
基本は自宅で勉強していました。
平日でまとまった2時間の勉強時間を確保できない時は休憩時間に会社の自分の机や休憩室で勉強してました。
休日は図書館で勉強することが多かったです。
図書館での勉強はホントにオススメできます。
ご存知かもしれませんが、自習室では社会人や学生が黙々と勉強しています。
その環境の中にいると自分も勉強しようという気分になり、良い刺激を受けます。
自宅にはテレビや本などの誘惑が沢山です。
やる気が低下した時や自宅での勉強が嫌なってきた時は場所を変えるのが良いです。
この記事を書いている2020年5月現在は自粛期間で行くことが厳しいですが、新型コロナが収束したら行きたいものです。
まとめ:どれだけ勉強するか
今回は体験記のメインである「勉強」についてお伝えいたしました。
当初は何とか楽をして合格したいと考えてしまいますが、そんな方法はありませんでした。
地道に毎日勉強していくだけです。
中にはテキストを1回読んだだけで、理解できる天才もいますが、私はそうではありません。
だから最後の年はかなりの時間を費やして試験に挑みました。
これが多いのか少ないのか人によってそれぞれですが、私の中では諦めがつくほど一生懸命勉強しました。
今回の体験記がこれから電験3種の勉強を始める方の目安になれば良いです。
私でも合格できたので、この記事を見て頂いてるあなたも大丈夫です。
合格するために重要なポイントは「合格したい気持ち」、「復習」と「勉強時間」でした。
体験記#4へ続く。
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