こんな方におすすめ
- ストライダーとへんしんバイクのどちらが良いか知りたい方
- 実際に両方を購入した人の意見を聞きたい方
- 子供の自転車練習について知りたい方
子供の通過儀礼と言っても過言ではない自転車の練習。
自分たちが小さいころは転んで泣きながら練習した思い出がありませんか?
世のお父さんたちは汗水たらして補助にまわり、息切れや腰を痛めながら走る。
そういった苦労も想い出にはなりますが、できることなら苦労せずに子供が勝手に自転車に乗れるようになってくれるのが理想的ではないでしょうか。
そこで役立つのがストライダーやへんしんバイクなどのトレーニングバイク、いわゆる足漕ぎ自転車です。
自転車を漕ぐのに重要なバランス感覚(自転車が漕げない最大の理由はバランス感覚が備わってないからです)を養えるうえに、ペダルを漕ぐための筋力などもつくので一石二鳥です。
足漕ぎ自転車を経験している子供は、補助輪なしの自転車もすぐに乗れるようになることが多いため、最近では積極的に購入するご家庭も増えています。
我が家も購入しましたが、子供二人とも補助輪なしの自転車に30分から1時間ですぐに乗ることができました。
しかし、ここで問題になるのが、ストライダーとへんしんバイクはどちらが良いのか、ではないでしょうか。
我が家は両方を購入しましたので、今回の記事ではどちらがよりオススメなのかについてお伝えしていきます。
ぜひ参考にして悩みを解決してください。
目次
ストライダーの特徴
まずはストライダーから見ていきましょう。
ストライダーは、早ければ2歳くらいから始められるトレーニングバイクです。
年齢上限は5歳とされており、年齢的にもこの頃から自転車に切り替わるタイミングなので、無駄なく使うことができます。
本体も軽くて扱いやすく、子供がひとりで持ち運びできるので、大人が手をかけるタイミングが少ないのも特徴のひとつと言えます。
大きな大会も開かれているくらい人気が高く、認知度は抜群に高いです。
ストライダーのメリット
ストライダーを子供に与えるメリットは大きいです。
メリット
- 小さなころから自転車に必要なバランス感覚が養える
- スムーズに自転車へと移行できる
- 足腰が強くなる
- 本体が軽い
つまり、ストライダーをうまく乗りこなせる子供であれば、5歳、6歳になったときに自転車の練習で悩むことがほぼなくなります。
大人が滝のように汗をかきながら練習に着きそう時間も大幅に短縮されますし、次の日の筋肉痛に怯える必要もありません。
また、本体が軽いのもあって、子供が自主的に練習・遊ぶことができるのも、手がかからないので親としてはありがたいですね。
ストライダーのデメリット
一方でストライダーにもデメリットがあります。
デメリット
- 導入時期が限定的でシビア
- 使用目的の用途を絞る必要がある
- ブレーキがないのでケガの恐れがある
- 軽すぎて自転車の練習には不向き
前述したとおり、ストライダーの導入時期は2~5歳です。
2、3歳時期に始めるのであればなにも問題はありませんが、5歳近くなってからでは正直言って遅いです。
というのも、そのくらいの年齢になってからストライダーを始めるくらいなら、さっさと補助輪つき自転車を買ってしまった方が無駄になりません。
自転車の練習目的に買うようなものではなく、そもそもがストライダーという別の乗り物であることを理解しておく必要があります。
ブレーキがないのも大きなデメリットで、すべての子供がうまく乗れるわけではありませんから、見守る側としてはブレーキがほしいところです。
さらに、自転車の練習という観点で見てみると、ストライダーは軽すぎるため、あまり向いていないことがわかります。
へんしんバイクの特徴
続けてへんしんバイクの特徴についても見ていきましょう。
こちらは対象年齢がストライダーよりも少しだけ高く、3歳から6歳まで可能です。
年齢が1歳分あがる理由については、ストライダーよりも自転車に近いからと言えます。
ペダル・補助輪を後付けできたり、ブレーキがついていたりと、機能はほぼ自転車なので、ストライダー以上にスムーズに自転車デビューができます。
へんしんバイクのメリット
へんしんバイクのメリットについては以下の通りです。
・スムーズな自転車デビューにつながりやすい
・ブレーキ付きで親も安心
・親が補助する手間がほぼない
・ストライダーのようにも使える
自転車のために導入するという意味では、へんしんバイクの方が有利です。
ブレーキの使い方も学べて、親も見ていて安心、ペダルの漕ぎ方やバランスのとり方も身につきます。
ストライダーに良い部分を付け足したようなものと考えて良いでしょう。
へんしんバイクのデメリット
一見すると良さそうに見えるへんしんバイクにも、当然デメリットはあります。
・ストライダーに比べて価格が高い
・ストライダーよりも重たい
・5歳、6歳くらいになると小さい
へんしんバイクは、ストライダーに比べて料金が若干高めです。
ストライダーが大体1万円くらいなのに対し、へんしんバイクは1万5千円ほどです。
普通の補助輪付き自転車とほぼ変わりませんよね。
使用面でも大きなデメリットがあり、ストライダーに比べてかなり重たいです。
重量が7.5kgもあるため、小さいお子さんがひとりで扱うには難があります。
そして、あくまでもトレーニングバイクなので、子供が大きくなると漕ぐのが窮屈にり、使えなくなってしまいます。
体の大きい子は早めに使用することをオススメします。
へんしんバイクの方がおすすめ
それぞれの特徴、メリット、デメリットがわかったところで、「じゃあ、どっちがいいの?」という疑問が浮かぶと思いますが、自転車の練習を兼ねているのであれば、わたしはへんしんバイクをおすすめします。
理由としては、ストライダーよりもメリットが大きいからです。
これは実際に両方を使用して感じたことでもあります。
では、へんしんバイクが優れている点と体験談を詳しくお伝えします。
ストライダーの足りない部分をすべて補っている
まず、へんしんバイクはストライダーとしても使えるうえに、さらに自転車のようにも使えるので、成長に沿っていて無駄が一切ありません。
他にも、ストライダーをうまく乗りこなせない子供だった場合、補助輪があたまをちらつくと思いますが、ストライダーだとつけたくてもつけられませんよね。
補助輪を外せる段階になったときも、多少の期間は自転車のように扱えるのも大きいです。
乗り心地に関しても違いがあり、へんしんバイクはタイヤがいわゆる空気を入れるタイプのエアーチューブのため、ストライダーほどガタガタしません。
総合的に見て、へんしんバイクの方が機能面でストライダーを圧倒的に上回っているとわたしは思います。
ストライダーか、へんしんバイクかで悩んでいるのであれば、長く使えて安全性の高いへんしんバイクをおすすめします。
両方を使用した体験談
我が家では下のような順番で練習しました。
使用順番
①ストライダー
↓
②へんしんバイクのペダル無し(足漕ぎ)
↓
③へんしんバイクのペダル有
まずはストライダーから乗りました。
子供はすぐに感覚をつかむことができ、しばらく乗っていると両足を地面から離してバランスを取りながらスピードをだせるほどになりました。
バランスが取れているので、次にへんしんバイクを購入し、ストライダーから乗り換えました。
しかし、ここで問題点がありました。
へんしんバイクに乗り始めた時は重量が重くなったためか、上手く足漕ぎするこができませんでした。
その結果、子供は自信をなくしたのか、へんしんバイクには乗りたがりませんでした。
子供の性格によるところだと思いますが、へんしんバイクに乗ってもらうまで大変苦労しました。
まとめ:迷っている方へ
トレーニングバイクを検討すると、かならずと言っていいほどストライダーとへんしんバイクが比較されます。
なにも情報がない状態であれば、たしかに違いがわからず、どちらを選べば良いのかわかりません。
しかし、きちんとそれぞれのメリット・デメリットを比べてみたら結果は「へんしんバイク」が良いです。
実際に使用した結果でも「へんしんバイク」をオススメします。
もちろん、ご家庭によってはストライダーの方が利便性が高い、と感じられることもあるかもしれません。
ストライダーにはストライダーの良さがあります。
子供のことや、練習環境、必要な条件を考慮して、適した方を選ぶのが正しい選び方と言えるのではないでしょうか。
追記:ストライダーからもペダル装着できるタイプ(14インチ)が発売されています。