皆さん、結束バンドを切断するときに何を使ってますか?
YouTubeでの動画「結束バンドの切断方法」で、ありがたいことに100件ほどのコメントを頂きまして、そのコメントの中に実際に切断するときに使っている工具や方法が色々書かれていました。
そこで結束バンドを切断する時に、どんな工具を使ったり、どの工具が一番使用されているのか気になりましたので、事前YouTubeのコミュニティでアンケートを取らせていただきました。
結果、400人以上の方からの回答がありました。
今回の記事では皆さんは何で結束バンドを切断しているのか?
アンケート結果と動画「結束バンド切断方法」でのコメントに書かれていた内容を、実物を交えてまとめて紹介していきます。
アンケート内容:何で切断している?
アンケートでは最大5つしか回答を用意できませんので、ニッパー、クランプ付きニッパー、つめきり、カットしない、その他
の内容といたしました。
では、早速アンケートの結果を見ていきます。
アンケート結果
圧倒的にニッパーが多かったです。
つぎにクランプ付きニッパー、その他、カットしない、つめきりという順になりました。
5位:つめきり
今回、はじめて使用してみました。
動画でのコメント欄では結構、おすすめと書かれていました。
切断方法は結束バンドを適当な長さに切り、つめ切りで切断。
場合によって、さらにつめ切りに付いているやすりを使うことができます。
デメリットとして大きなサイズの結束バンドは使用できない。切断に時間がかかるといったところではないでしょうか。
4位 カットしない
切らなくてもよい場所や、目立たない場所はカットしていないという意見がありました。
下手に切って、ハイカットになるぐらいでしたら、そのままの方が良い場合があるかもしれません。
3位 その他
アンケートにはその他として「ペンチ」、動画でのコメントではカッターやライター、結束バンド専用工具がありました。
順番に試しましたので、画像にて紹介していきます。
ペンチ
私が持っているペンチで試しましたが、結束バンドを切断すると、切り残しが発生してしまいます。
切り残しに関しては抜けてきたらこまるので、あえてハイカットにする、指示されるといったご意見もありました。
とくにノーブランド品で品質が悪いものは結束バンドをフラッシュカットすると抜けてくることがそうです。
カッター
カッターは切りやすいですが、勢い余って他のケーブルや自分の指に傷をつけてしまいそうです。
コツがいるかもしれません。
ライター
結束バンドを少し残して切断したあとに、端を炙ってみました。
溶けてツルツルになりました。
ただし、カッターやライターは作業場所によって持ち込み禁止の場合があるかもしれません。
また、周囲にモノがあり、狭い場合は十分に注意する必要があると思います。
結束バンド専用工具
使い方は軽く巻いた結束バンドを先端に入れ、レバーを何度か引き、結束バンドをしめていきます。
上画像の赤枠部分にあるダイヤルで締め付ける強さを決められます。
レバーを引いて結束バンドを締めていき、設定した締め付け強さになると結束バンドが切断されます。
切断時は切れ端が飛ぶ可能性がありますので注意です。
2位 クランプ付ニッパー
コメントでもオススメされていたので、今回はツノダとクニペックスのクランプ付ニッパーを購入してみました。
上画像の左側がツノダ製、右側がクニペックス製になります。
今回はツノダの「つかめるニッパー」を使用してみます。
初めて使ってみたのですが、切れ端をつかんでくれるので、落とさないですし、片手でできるので、狭い場所でも使えそうです。
切断面はきれいでした。
1位 ニッパー
他と大きな差をつけての1位でした。
ニッパーといっても先端の形状、両刃、片刃、プラスチック用など色々な種類があります。
上の画像は左かからエンジニアのESD対応マイクロニッパー、ツノダの結束バンドニッパー、フジ矢のスタンダードニッパー、です。
フジヤとエンジニアのニッパーは一般的なニッパーですが、結束バンドニッパーはその名のとおり、結束バンド切断に特化しております。
結束バンドを掴んで締めることができます。
奥のギザギザの部分で結束バンドを挟んで、締め付けます。
手前の部分でカットすることができます。
切断面はきれいでした。
まとめ:最後に
以上が結束バンドを切断するときにどの工具を使用しているかアンケート結果でした。
皆さんはいかがでしたでしょうか。
私は色々な切断方法を知ることができて、参考になりました。
人それぞれ、職場環境によりますが、私は設備の制御盤や設備間の配線が多いので、私はニッパーを電線切断用と結束バンド用を分けて、持っておくのがよいが効率よく作業できるかなと感じました。