電験3種 資格

【電験三種合格体験記#2】計画を立てて受験科目の順番を決めないと失敗

今回は体験談#2「計画と受験科目の順番」についてお伝えします。

電験三種の参考書を揃えた私は計画を立てずに、勉強を開始しました。

その結果は惨敗。

科目の合格と不合格を繰り返し、泥沼化。

まさに負のループに入ってしまいました。

それから5年後…

最後の年は「これで受からなかったら電験三種を諦めよう」と思い、計画を立て真剣に勉強し、ようやく合格することができました。

科目合格の免除がなくなって落ち込んだ方、やる気や気分が落ち込んでいる方、私の体験談を一度読んでみて下さい。

電験3種体験記一覧_第2話

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私の受験履歴と受験科目の順番

電験3種合格した科目履歴1発で全科目合格することは難しいと思い、2年間かけて勉強しようと思いました。

1年目は「理論」「法規」、2年目は「電力」「機器」の合格を目指すことに。

しかし、結果は上記のように5年かかりようやく合格できました。

1年目

電験3種1年目の試験結果最初は「理論」と「法規」の勉強をし、試験に挑みました。

「電力」と「機械」は全く勉強していませんが、勿体ないし、もしかしたら受かるかもしれないと思い、全科目の試験を受けました。

結果は「理論」と「法規」の科目合格です。

勉強した科目は合格していたので、来年も同じ要領で勉強すれば合格できると思いました。

シマタケ
勉強した2科目について、「理論」は基礎になると思ったので一番最初に勉強しました。
法規は覚えるだけなので電力や機械よりも合格できる可能性があると思い、勉強しました
1日中、試験を受けるのって大変ですね。

2年目

電験3種2年目の試験結果2年目は「電力」と「機械」を勉強し、試験に挑みました。

結果は「電力」は合格、「機械」は不合格。

当初の目標である2年で合格することができず、残念でしたが、来年のチャンスが残っているのでそこまで落ち込みませんでした。

3年目

電験3種3年目の試験結果残りは「機械」の合格だけです。

電験三種が取得できる最大のチャンス。

しかし、のこりは1科目だけだから何とかなるだろうと甘く見ていた私。

友人と遊んだり、当時付き合っていた彼女とデートしたりと誘惑に負けてしまった。

結果は不合格。

「機械」を勉強してから2連敗です。

最大のチャンスを生かすことができず、とても落ち込みました。

さらに一緒に受験していた高校時代の友人は見事に合格。

羨ましさと後悔で気持ちはモヤモヤ状態。

ここから機械に対する苦手意識が芽生えます。

シマタケ
ギリギリ合格点に達していないなら悔しくて記憶に残っていると思うので、点数は全然ダメだったんだと思います。
当時は20代前半です。
遊びたい盛りでした。

4年目

電験3種4年目の試験結果「理論」と「法規」の科目免除がなくなり、残ったのは「電力」だけ。

電力の科目免除があるとはいえ、振り出しに戻った感覚。

それに一緒に受験してい高校時代の友人は合格しているために試験場には来ない。

受験しようと決意した時のやる気は完全に失っていました。

1日の試験も面倒になり、理論だけ受験して、午前中に帰りました。

5年目

電験3種5年目の試験結果計画も立ててないし、学力が低いのに勉強時間が全然足りてないのではないか?

「今年で合格しなかったら電験三種を諦めよう」と考え、後悔しないために再始動しました。

精一杯勉強してダメなら諦めもつくだろうと、3科目合格を目指すことに。

まずは心機一転、参考書を追加購入しました。

追加で購入した電験参考書

そこから細かい計画表を作成し、1日1日確実に勉強を積み上げていくことにしました。

結果は3科目合格し、見事に電気主任技術者の免状を手にすることができました。

シマタケ
当時はネットで自己採点して合格点に到達しているのを確認してとても喜んだのを今でも覚えています。
頭が悪い分、勉強量でカバーしました。

おすすめの科目順番

成功するポイント最後は3科目合格しましたが、かなり勉強しました。

自分の時間をすべて勉強時間に充てることができるのであれば、1年で4科目合格も可能だと思いますが、現実は仕事や育児で時間を確保するのが難しい方が多いと思います。

そんな方には2年かけて取得する計画が良いです。

私の5年間の経験と出題範囲やテキストのページ数から考慮すると、1年目は「理論」「電力」、2年目は「機械」「法規」に分けて受験するのがバランスが良いと感じました。

失敗の原因は計画を立てなかったこと

1~4年目は具体的な計画を立てずに何となく勉強をしていました。

試験の1週間前になったら過去問題集を解く、それまでは参考書を読むという流れです。

それでは合格できるわけがありませんでした。

大切なことは1日に決められた量を確実に勉強する習慣をつけることでした。

計画の立て方

当たり前のことになりますが、「試験日まで何日あるのか」「何科目合格したいのか」「1日何ページ読めるのか」等を考慮して計画を立てます。

計画を立てる時の大切なポイントは2つです。

ポイント

1.詰め込み過ぎないこと。
2.計画通りに続ける仕組みづくり

どれだけ勉強時間を確保できるか人によって変わりますが、私は1科目3か月を目安とし、計画を立てました。

合格した年は「電力」「機械」「法規」の3科目を受験したため、約9か月間かけて勉強しました。

これが少ないか、多いか分かりません。

当時の私は独身であり、勉強する時間はありました。

私は試験が9月にあるので逆算して12月から勉強を開始しました。

1.詰め込み過ぎない

参考書を購入した最初はやる気に満ち溢れていますが、序盤から100%の力を出すと、長続きしません。

また急な予定が入ったり、体調を崩したりして勉強できないときは別の日でカバーする必要があります。

無理のない、程よい量が良いです。

2.計画通りに続ける

長期にわたって計画通りに進めるのは大変なことです。

計画通りに続ける仕組みとして、1日のノルマを達成したら計画表にチェックをするようしました。

コツコツ少しずつ勉強していくと、習慣化されていきます。

シマタケ
習慣化されたかの確認は難しいですが、私は勉強しないと違和感や不安を感じていました。

計画表の作成例

電験スケジュール例1では、私の計画表の使用方法を説明していきます。

電験三種に合格した後に受験した資格は全部、上の計画表を作成して勉強しています。

結果、いまのところ不合格になったことはありません。

上記の計画表は「機械」を12月15日から勉強する時のスケジュール例でとなります。

計画表の見方

・12月15日は10ページ参考書を読む
・10ページ読む⇒15日の1回目の枠にレ点を記入
・24時間以内にもう一度10ページ参考書を読む
・15日の2回目の枠にレ点を記入
・2回読む⇒ノルマ達成⇒一番下の枠に〇を記入

計画表の見方2

・12月16日は11ページ~20ページ、参考書を読む
・1回目の枠にレ点を記入
・24時間以内にもう一度11~20ページ参考書を読む
・16日の2回目の枠にレ点を記入
・2回読む⇒ノルマ達成⇒一番下の枠に〇を記入

あとは同じ要領で繰り返していきます。

時間に余裕がある人は1日のページ数や回数を増やせば合格に近づきます。

なぜ24時間以内に復習する理由

人間の記憶は忘れやすいので復習することがとても重要となります。

詳しくは体験記#3「勉強方法と勉強時間・場所」にてご紹介します。

まとめ:計画は大切で最初に決める

参考書を購入した次にやるべきことは計画(スケジュール)を立てることが大切です。

私のように計画を立てずにいきなり勉強するのは無謀な行為であり、全くオススメできません。

簡単な資格でしたら大丈夫かもしれませんが、電験三種のように範囲が広くなると難しいです。

試験日から逆算し、計画を立て、その通りにコツコツ勉強していくことが合格への一歩となります。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

体験記#3へ続く。

体験記#3へ

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シマタケ

共働きの子育て会社員。工場で15年間働く電気エンジニア。多数の国家資格を取得。施設や工場で働く方々が勉強できる、様々な悩みを解決できるサイトを目指しています。雑記記事も時々書きます。心理学を勉強中でメンタルケア心理士、行動心理士取得。

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