電気資格の登竜門とされている「電験三種」
仕事がバリバリできて尊敬できる先輩が所持していたのを知って、自分もこうなりたいと思い受験を決意。
そこから資格の勉強が始まりました。
「絶対に受かりたい」と決意して始めたはずなのに途中で気持ちが折れそうになり、合格するまでに5年の年月を費やすことに。
改めて振り返ると効率が悪く、随分遠回りをしてきたと思います。
これから受験される方が私と同じような失敗をして頂きたくないと思い、5つに分けて体験記を書くことにしました。
今回は第1話として私自身の反省を踏まえて、電験三種の受験を思い立った人は、最初にどのような行動をするのがベストなのか?
「受験決意~参考書購入まで」をお伝えしていきます。
電験三種を受験する目的を明確に
あなたはなぜ、電験三種を受験しようと思いましたか?
資格を受験する目的として主に以下の理由があると思います。
受験理由
1.給与を上げたい
2.今より大きな仕事をしたい
3.誰かに認められたい
4.自分の知識向上
5.会社から取れと言われた
6.なんとなく
人それぞれ動機がありますが、「会社から取れと言われた」「なんとなく」など動機が弱い場合は合格するのが難しいです。
電験三種は長い時間をかけて勉強することになるので「合格したいんだ!」という強い気持ちがとても重要となります。
まずは「なんのために電験三種を取得するのか」「取得したあと、どうなりたいのか」、受験目的を一度明確にすることから始めるのが良いです。
明確にすることによって実現したい動機が強くなります。
大きな違いは気持ち(動機)の差だったと思います。
最初にとった行動は参考書の評判確認
受験を決意した後の私は以下の順で行動を取りました。
今思い返せば、ネットで評判を調べてから、本屋で購入すれば良かったです。
無駄に本屋に2回足を運んでいます。
最近はネットで試し読みできるのでネット販売だけで完結するのも効率が良くて良いです。
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1本屋で参考書を確認
高校時代の先生が「電験は難しいよ」と言っていたので私の中で「電験三種=難しい」というイメージがありました。
まずは実際に本屋へ行って、どの程度のレベルか、自分が受けて合格できる可能性はあるか確認しました。
私は学力が低いですが、幸いにも工業系の高校と短大を卒業しており、電気系の資格を取得していたので、なんとかなりそうな感覚がありました。
一度、本屋で参考書に目を通してみて下さい。
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2ネットで参考書の評判をチェック
10年前は今ほど電験三種関連のブログはありませんでしたが、ネットでおすすめの参考書ランキングを見て、1番人気がある参考書を選びました。
当時は電気書院の「Newこれだけシリーズ」が人気でした。
試験会場に行くと多くの人が持っていました。
同じ参考書を持っている人をみると不思議と安心感を得た記憶があります。
もし、いまから受験するとしたら「Newこれだけシリーズ」ではなく、別の参考書を選ぶと思います。
最近の参考書は種類が多く、フルカラーで見やすく丁寧に解説されている参考書が色々あります。
加えて、ネットの評判も重要ですが、自分に合った参考書を選ぶの良いです。
参考までに「私が合格した時に使用した参考書」と「2020年に確認したオススメできる参考書」を別記事で紹介しています。
参考書選びで迷っている方や気になる方はぜひ、ご覧ください。
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合格時に使用した第三種電気主任技術者(電験3種)おすすめ参考書
【迷った方へ】実際に購入して比較!電験3種おすすめ参考書
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3本屋で参考書を購入
私はネットで購入せずに、近所の本屋でまとめて4科目分購入しました。
ネットでも翌日や翌々日に届きますが、せっかちな性格の私はすぐに欲しいので本屋で購入しました。
この時の反省点として、一発合格を目指していなかったので、一気に4科目購入せずに、2冊ずつなどでも良かったと思います。
金額はトータルで約10万です。結局のところ、使用した参考書は限られています。
私のように買って満足や無駄使いしないように注意してください。
講習会に参加したほうが良いか?
初めて受験する方は講習会に参加した方が良いのか?と思われるかもしれませんが、私は講習会に参加しなくて良いという考えです。
理由として2つあります。
まず、私自身が受講せずに合格していますし、周りの方々も受講せずに合格しています。
つぎに講習会の費用です。
受講料金は1科目で7000円~程度です。
全科目を受講するとなれば高額になります。
また、講習会に参加したからと言って合格が保証されるわけではありません。
そこにお金をかけるのは勿体ないと思うのです。
まとめ:決意から勉強するまでの行動
今回は私の体験記第1弾として私の失敗を踏まえて「決意から参考書を購入するまで」をお伝えしました。
まとめると以下になります。
ポイント
・強い動機が必要
⇒遊ぶや飲み会などの誘惑、仕事や育児の忙しさに負けないように、気持ちをコントールする必要がある。
・たくさん参考書を購入しない。
⇒1年で合格を目指す場合はまとめて本を購入しても良いと思いますが、改訂されたり、新しい参考書が発売されるので、まずは合格したい科目と過去問題集を購入がおススメです。
・自分にとって読みやすい参考書を選ぶ
⇒参考書を購入する時はおススメの参考書をネットで調べてから本屋へ行き、自分にとって読みやすい図書を選ぶと良いです。
・講習会は参加しなくても大丈夫
⇒資金に余裕がある方は受けてみるのもアリだと思いますが、私は必要ないと考えています。
電験三種は現役の大学生でもなかなか受からない難しい資格です。
私は受験を決意し、勉強を始めたことでも大きな一歩だと思います。
決意したならば、合格するまで強い気持ちを持って勉強していきたいものですね。
陰ながら合格されることを応援しています。
つぎは体験記#2として「計画・受験科目の順番」についてお伝えしていきます。
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