今回の記事ではリミットスイッチをPLCに接続するときの配線方法について紹介していきます。
リミットスイッチって何?という方はこちらの記事又は動画を先にご覧ください。
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リミットスイッチって何?用途や種類について紹介!
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本記事の動画版は以下になります。
今回の配線で使用する機器
今回は遮断器、パワーサプライ、リミットスイッチ、三菱電機製PLCのQシリーズを使用していきます。
リミットスイッチはオムロンのD4N-2120を使用し、a接点で配線します。
a接点は13-14の端子部分になります。
PLCは電源ユニット、CPUユニット、入力ユニット、出力ユニット、ベースユニットの組み合わせです。
ユニット名 | 型式 |
電源ユニット | Q61P |
CPUユニット | Q03UDECPU |
入力ユニット | QX40 |
出力ユニット | QY40P |
ベースユニット | Q38B |
注意ポイント
以前使用した配線を再利用しますので画像内のマークチューブに記載されている線番の向きなどは気にしないでください。
ご了承願います。
PLCへの配線方法
それでは配線していきます。
今回はリミットスイッチの入力をPLCのX0へ接続してみたいと思います。
まず、遮断器からパワーサプライとPLCの電源ユニットへ接続します。
遮断器の2次側からパワーサプライの1次側に配線を接続します。
パワーサプライの配線が終わりましたら、遮断器からPLCの電源ユニットに配線を接続します。
つぎに入力ユニットへ電源とリミットスイッチの配線を接続していきます。
入力ユニットの端子17(COM端子)に24V電源の+を接続します。
パワーサプライの2次側、+側から入力ユニットへ
リミットスイッチに24V電源の-(0V)を接続します。
リミットスイッチの端子13または14のどちらでも良いですが、今回は13に接続します。
リミットスイッチの接続していない端子(14)とPLCの入力ユニット端子1を接続します。
PLCの入力ユニットをベースユニットに戻して配線はおわりです。
動作確認
配線が終わりましたので、動作確認してみます。
PCでGX-Works2を立ち上げます。
設備のデータをパソコンに保存してある場合は、保存してあるデータを開きます。
保存していない場合は、PLCからデータを読み出します。
まずはUSBケーブルをパソコンとPLCのCPUユニットに接続します。
オンライン→読み出し→通信テスト→OK
これでデータを読み出しました。
次にモニタしてみます。
オンライン→モニタ→デバイス/バッファ一括メモリ
リミットスイッチがONしたときにPLCの信号がONしているか、モニタしてみたいと思います。
今回は入力ユニットのX0に接続しています。
リミットスイッチがONすると、赤枠の部分が青くなり、数値が0から1になります。
下画像の赤枠部分です。
では、リミットスイッチをONします。
ON
OFF
ON
OFF
このようにリミットスイッチの動作によって検出された物体の信号をPLCに入れることができます。
まとめ:リミットスイッチの配線
今回はリミットスイッチをPLCの入力ユニットへ配線する方法を説明いたしました。
今回の配線はリミットスイッチでしたが、同じPLC構成でしたら押し釦スイッチやマイクロスイッチなどの入力機器が変わっても同じ配線方法ですので、ぜひ覚えてください。