こんな方におすすめ
- これから電気工事(配線作業)をはじめる方
- 電気工事で作業ミスをしたことがある方
- 電気工事での作業ミスを無くしたい方
シマタケ(@shimatake_117)です。
この記事では、新米のエンジニアが気をつけつることを紹介します。
電気工事士の仕事は繊細で難しいので、最初のうちは慣れなくて難しいと思います。
しかし、慣れてきたからって油断してると痛い目に合うかもしれません。
物事は慣れてきた頃が一番危ないと言われています。
そこで今回は、新米エンジニアが気をつけることを3つ紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
動画版はこちらからご覧になれます。
図面だけでなく、現場を確認する
図面の確認は大切なことですが、現場に行って実際の回路や部屋を確認することがとても大切です。
図面だけで配線回路を確認し、部材や工具の準備をすると、工事するときに痛い目にあいます。
これは私も経験がありますし、周りで同じような経験をしてミスしている人も結構います。
忙しいと特に現場へ行くのが手間だと感じて、図面だけで判断したくなります。
過去に図面だけの確認で済ませたことがありますが、実際に工事をするために現場に行くと、図面と実際の回路が異なっていたり、障害物があったりしました。
その結果、予定していた作業時間が延び、部材が足りなくてホームセンターへ買いに行きました。
事前の準備をしっかりすることが重要ということを痛感した経験です。
図面がつねに最新の状態であれば良いですが、実際は更新していなかったり、記入漏れがあったりします。
最終的に現場へ行き、現物で確認することが大切です。
配線は紙に書く、図面を確認する
電気工事の仕事を初めたばかりの方は、どうやって配線をやったらいいか分からないと思います。
電気工事士として何十年も作業をしているベテランの人は、頭の中で考え、複雑な配線でも短時間で結線することができます。
それを新米の電気工事士が真似をしてやっても高い確率で失敗してしまいます。
変に結線してしますとショートしてしまったり、最悪の場合火災になってしまう事もあります。
そうなると、信頼を失う結果となります。
実技試験に合格したからといって、簡単に配線出来るわけではありません。経験が必要です。
電気工事士として間もない頃は配線図を紙に書くことをおすすめします。
紙に配線図を書くことで、視覚的に電気の流れを確認することができます。
いちいち紙に書くのは面倒かと思われますが、しっかり結線するために大切なことです。
また図面がある場合は、図面通りに配線を進めていき、配線が終わった部分から図面に蛍光ペンなどで印をつけると良いです。
確認作業をしっかり行うことでミスがなくなります。
何十年も電気工事士として作業してきてバリバリ配線ができる方でも、最初のうちは紙に配線図を書いて少しずつできるようになっていったのです。
作業時は手袋着用
電気工事の作業をする時は、必ず手袋を着用するようにしましょう。
電気がきていない状態での作業なら素手でやってもいいと思うかもしれません。
しかし、電気工事の作業はカッターや専門の工具を使って作業を行いますので、手を怪我してしまう可能性があります。
過去に私はカッターで電線の被覆を向いているときに手を滑らせて、手を切ったことがあります。
これは保護手袋を着用していれば防げました。
手を保護するという観点から保護手袋をしましょう。
また天井裏などの狭い場所で作業を行う場合は特に注意が必要です。
今回は保護手袋の必要性について記載しましたが、充電部が近くにある場合は保護手袋ではなく、絶縁手袋や特別教育が必要となります。
電線がスイッチやコンセントにしっかり刺さっているか確認
電線をスイッチやコンセントに刺したら作業が終わりと思っている方はいませんか?
自分がしっかり刺したと思っても、意外と奥までしっかり刺さっていないという事はよくあります。
「電線を刺したから作業終わり!」と安心しないで、作業終了後は一度電線を引っ張って抜けないことを確認するようにしましょう。
しっかりと電線が刺さっていないと、接触不良や火災の原因になるので注意するようにしましょう。
接触不良のトラブルで呼ばれることは結構あります。
まとめ
私の経験から電気工事で気を付けることを4つ挙げさせていただきました。
要点
・図面だけでなく現物を確認する。
・配線を紙に書くようにする。
・作業をする時は必ず手袋をつける。怪我の防止。
・電線がスイッチやコンセントにしっかり刺さっているか確認する。