配線を束ねて整理するのに便利な結束バンド(インシュロック、タイロック)。
工場で働く人でしたら一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
そんな結束バンドですが、制御盤内の配線調査や配線作業中に結束バンドの切断が雑で手を切った経験はありませんか?
新入社員の方など、初めての人は仕方がないのですが、残念ながら手を抜いて切断している方もいます。
今回は「雑な切断が及ぼすリスク」と「正しい切断方法」について紹介していきます。
Youtubeでは動画版として公開していますので、動画で確認したい方はこちらからどうぞ!
目次
雑な切断だとどうなるのか?
結束バンドの根本を数ミリ残して切断されると、配線を触っている人の手や腕を切ってしまう可能性や、ほかの配線や機器がきずついてしまう可能性があります。
結束バンドの根本が残っていても何も良いことはありません。
パンドウィットさんのサイトでは結束バンドの切断に関して、ハイカットとフラッシュカットと呼んでいます。
ハイカット
結束バンドの根本を数ミリ残して雑に切断すること
フラッシュカット
結束バンドの根本を残さずに切断すること
正しい切断方法
step
1配線を縛る。
結束バンドで配線をしっかり締め付けます。
step
2ニッパーで切断
ニッパーを用いて、根本を切断します。
切り残しのないように切断面が平らになるようにカットします。
step
3切断面の確認
指で切り口を確認し、鋭利になっていないことを確認する。
参考情報:おすすめ!結束バンドの保管方法
皆さんはどのように結束バンドを保管していますか?
よく見かける結束バンドの保管方法として2つあります。
方法1:袋の真ん中に切り込みを入れて袋で保管
真ん中に切り込みを入れれば、袋からこぼれることはありません。
これがおすすめです!
方法2:結束バンドで縛って、まとめて保管
1つの結束バンドで残りの結束バンドをまとめて縛ります。
袋が必要ないので、スッキリします。
みんなどうやって保管してるの?
自分以外の人がどのように保管しているか気になりませんか?
YouTubeでのコニュニティにて、”結束バンド保管方法”について274名の方に回答を頂きました。
良かったら見てください。
まとめ:結束バンドの切り口
配線を整理するときに結束バンドはほぼ使用するかと思います。
工事される方の中には面倒な気持ちになる方もいるかもしれませんが、切断面が雑になると、腕をケガしたり、機器に傷がついたりします。
しっかりと根本をカットし、切断面はフラットになるようにしましょう。
見えない部分や細かいところも気をつけることが一流だと思います。
少しでも参考になれば幸いです。